【選定分類:II-⑧モダン・マスターメード・伊太利】Violin Ascribed to Michelangelo Puglisi1927●国内修復・セッティング・調整済●演奏会可の詳細情報
【弊社鑑定書見解総括】
1. 鑑定書は全て私文書であり、公文書でない、公の鑑定人は存在しない
2. 学術証明は一切記載されていない
3. 鑑定書は誰でも発行できる書類で何の資格もいらない
4. 鑑定書付されていない銘器、銘弓多く存在
5. W.E.Hill&Sons等一流鑑定書があれば、売買は有利には運ぶが、出物は少ない
要は、鑑定書などなくとも本物は本物、銘器は銘器、偽物は偽物、駄作は駄作、ただ
鑑定人が制作現場に立ち会い発行した鑑定書(モダン以前は不可能ですが)、製作者本人
が認めた制作証明書付された個体は信頼に値するものと思料
【オークション予想落札価格為製作者特定基準商品名表記】
主として「サザビーズ」での言い回し9例基本に分類番号付して弊社商品名表記
◎選定◎
I. By or work of ~タイトルにある名前の作品と断定した作品
II. Ascribed to ~「~帰する」と云う意味で本物と云うには無理があるが見紛う銘器
III. Attributed to ~文献、鑑定書があっても見掛け、年代が~に帰する意味で真正とは言えない作品
IV. Work shop of ~製作者の工房か、指導のもと作られた作品
V. School of ~製作者の系列に属する作品を意味、制作年代の幅大きいのが難で網羅する作品は多い
VI. Circle of or Follower of ~同年代か、少し後に製作者モデルで作られた作品、国籍は問わず
VII. Replica of or In the manner of ~古色ニス施工、手法真似本物そっくり作品、新作もありで国籍多い
VIII. Copy of or Model of ~名工とは言えないメーカーが製作者モデルで作ったファクトリー・メードの作品
IX. Labelled ~単に製作者本人のラベル貼付作品、ほとんどがプレス加工品、後に by~ 有れば真正作品
たった1語を弄ることによって、全く別のバイオリン表記になります
【分類表記】
a)コンテムポラリー(製作者存命中のバイオリン)
(1) プレス加工品
(2) 半手工品
(3) 工房製(準マスター・メード)
(4) マスター・メード
b)モダン(1820年頃~1959年頃までのバイオリン)
(5) プレス加工品
(6) 半手工品
(7) 工房製(準マスター・メード)
(8) マスター・メード
・伊太利
・仏蘭西
・独逸その他の国
c)オールド(1820年頃以前の継ネック・グラフティング施工バイオリン)
(9) ファクトリー・メード
(10) マスター・メード
・伊太利
・仏蘭西
・独逸その他の国
現在流通しているバイオリンは上記10種類のいずれかのカテゴリーに入るものと思料
弊社は1959年以前制作で存命していない場合は モダン と分類致します
【セッティング・フィッティング】
●セッティングとは、ペッグ、駒、魂柱、テールピース、エンドピン、弦、顎あて
楽器本体に取り付けることを指します
●上記列挙、取り外し出来るパーツ交換作業を狭義のフィッティングとも言います
フィッティングの中で最も端的に音に影響与えるのが、駒と魂柱 接地度合が
大きければ大きい程、楽器が本来持っている性能引き出せます
提携先工房は拘り施工、駒と魂柱セッティング100%接地度は不可能、永遠の課題
駒足70~80%、魂柱40~50%設置面積確保すれば「クラフトマン」称号付与
●弊社取扱楽器は仏蘭西Vichy、英国BROMPTON’S等欧州各地オークション
提携仏蘭西弦楽器工房FRANCE ARCHETS EURL落札・入手個体の為
フィッティング未装填個体中心出品、個体相応セッティング承ります
欧州オークション落札・輸入時写真後半に掲載(Before/施工実施場合After)
日本到着後撮影写真もLED照明下でなく自然なニス状態披露したく太陽光下で撮影
【楽器履歴・物語】
弊社取扱楽器制作後50~300年経過個体に相応しい物語内包
入手情報可能な限り物語お伝えします
●貼付ラベル(英label仏etiquette)
・Michelangelo Puglisi
・fecit in Catania l’anno1927(手書)
●焼き印(魂柱脇・写真参照)
・M.PUGLIGI
●自署(裏板ミドルバウツ中央・写真参照)
・Michelangelo Puglisi(手書)
・l’anno1927(手書)
●サイズ
・Body length 354mm(355mm±4~6mm許容範囲典型的伊太利サイズ)
・Stop 192mm(195mm±3~5mm許容範囲)
・Upper Bouts 169mm(165mm±7mm許容範囲)
・Middle Bouts 114mm(114mm±7mm許容範囲)
・Lower Bouts 207mm(205mm±7mm許容範囲)
●添付書類・付属品・補記事項
・購入時入っていた年代感ずる木製バイオリンケース
・鑑定書では有りませんが仏蘭西取引先譲渡照明兼インボイス添付
・写真の様に経年劣化軽微擦傷認識しますが提携工房於時代感其の儘綺麗に修復済
・駒は30年経過「DESPIAU FRANCE SUPEREUR★★★」最高級品使用
・フィッティングも個体相応「無垢ローズウッド材」使用
・スクロール~ネック~壱枚裏板~横板材料吟味均一虎目素晴らしさ購入動機
・裏板ボタンとエンドピン差込部分当時高級な黒檀(エボニー)使用
・オープン形跡無いのにラベル同一筆跡サイン、制作年号1927と焼き印も動機
・鑑定書また真作保証無し為、市場価格比安価提示も購入動機
・鑑定書一考察認めたよう真贋保証出来ないのでAscribed to ~として出品
・仏蘭西取引先コメント信憑性高いものと思料
・工房店主コメント;渦巻下部右側滑らか、指板弦跡形跡から最近まで使用された個体
・取り外した「オリジナルパーツ」添付。顎当てはレアなW.E.HILL&SONS社謹製
●マスターメードとは一定レベル以上のメーカーが個人で制作
未来永劫「骨董品価値」有します
言い換えれば「値下がりしない」個体
弟子に制作させ師匠が自作として販売した個体も
この範疇に入るのが業界間了解事項
●日本での修復、セッティング、調整済(1~6全て完了演奏会可)です参考価格掲載
1. 駒交換 1.95万
2. 指板削り反り調整 1.04万
3. 剥がれ修復 0.52万
4. クリーニング・ニス修復 1.3万
5. New fittings(テールピース・ナイロン・アジャスター・エンドピン・顎当 1.56万
6. 弦交換(ドミナントシルバー) 0.9万
●参考までに委託先工房修理・メンテナンス料金表其の儘掲載(引用良心価格かと)
弦楽器は一台一台個性があり、大変デリケートな楽器です
お持ちの楽器に気になる点がありましたら、何でもご相談ください
また、季節ごとの調整、演奏会前の調整なども承っております
楽器が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、信頼の技術で調整いたします
主なメンテナンス価格(税込)
・弓毛替ヴァイオリン\\5,500
・弓毛替ヴィオラ\\6,600
・弓毛替チェロ\\8,800
・弓毛替コントラバス\\11,000
・駒交換ヴァイオリン\\6,600~
・駒交換ヴィオラ\\8,800~
・駒交換チェロ\\13,200~
・弓銀線皮巻\\5,500~
・クリーニング\\4,400~
・ペッグ調整\\2,200~
・ハガレ修理\\3,300~
・指板調整\\4,400~
・魂柱交換\\3,300~
メンテナンス・調整内容によっては楽器・弓をお預かりする必要が御座います
演奏会などの予定がある場合は御相談下さい
【本バイオリン関係ウェブサイト・ペーストして閲覧下さい】
・英国BROMPTON’Sサイト過去の落札結果閲覧可能
https://www.bromptons.co/reference/makers/details/puglisi-michelangelo.html
・仏蘭西Vichy落札時コメント英文
A fine Italian violin made by Michelangelo Puglisi, . 1927 in Catania. This is
a nice instrument with a mature sound of excellent character and quality.
The sound of this violin is even, well balanced with a remarkable response
and projection. The length over the back is 35.4cm.
Fine Italian Violin by Michelangelo Puglisi, 1927
Maker: Michelangelo Puglisi
Year: 1927
Origin: Catania, Italy
This violin is typical of Michelangelo Puglisi, bearing its original label.
One-piece back with flat arching. It is original in all its parts. Several
cracks on the far treble side of the table are well restored. A very
authentic and powerful instrument.
Label :
Michelangelo Puglisi
fecit in Catania l\'anno 1927
Dimensions:
Length of Body: 354 mm
Upper Bouts: 169 mm
Middle Bouts: 114 mm
Lower Bouts: 207 mm
Puglisi Family(プグリージィ・ファミリー)
1880年、Giuseppe Reale Puglisiによって G.Puglisi Reale e Figli(Giuseppe Puglisi Reale & Sons)創業。ヴァイオリン、ギター、マンドリンの製作が始まります。1909年、Giuseppe の死後、息子の Michelangelo(1879~1951)が跡を継ぎ、その弟の Concetto(1882生)、息子の Salvatore とともに弦楽器メーカーとして大きく発展。工房はSalvatoreの死後、婿養子のBuccheri に引き継がれ、1962年、Privitera Company として再スタート、Catania, Via Scuto Costarelli において現在も弦楽器メーカーとして存在
Guiseppe Puglisi, who was born in the southern city of Catania in 1852& subsequently taken over by his son Michelangelo, an active violin maker, who after his father\'s death became the director of the firm.Prolific makers of violins, mandolins, guitars & cellos, they became one of the largest Italian factories for the manufacture of bowed and plucked instruments.They are now found throughout the world, all containing the family emblem.